光造形3Dプリンタ用レジンとは
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レジンで一般的に思い浮かべるのはハンドクラフト用やネイル用のレジンだと思われます。
ハンドクラフト用レジンには、太陽光で固めるUVレジンと2液を混合するエポキシ系レジンがありますが、3Dプリンタ用レジンはハンドクラフト用UVレジンより波長の長い光(405nm)で固めることを目的としたUVレジンになります。
弊社でも3Dプリンタ用レジンの説明で紫外線で固まると説明してしまうことが多いですが、正確にはプリンタ内で固めてる波長(405nm)は可視光線になります。
※余談になりますが、光の波長とは短い順に紫外線(紫の外/目に見えない光)→可視光線(眼に見える光/紫色→青色→緑色→黄色→橙色→赤色)となっております。
UVレジンは短時間で固まりますが光が奥まで入り込まず、厚みのある形状を作ることが出来ません。
ハンドクラフト用レジンでも同じだと思いますが、UVレジンで厚みのある形状を作ろうとすれば、何回も薄く作成し層を積み重ねる必要があります。
※この場合、ハンドクラフトならばUVレジンではなくエポキシ系レジンを選択するのが最適だと思いますが・・・。
UVレジンを使用する3Dプリンタはこの特徴を利用して形状を作成しております。
3Dプリンタには、熱溶解する材料を使用したFDM方式(熱溶解積層方式)もありますが、こちらと大きく異なる点はUVレジンは熱で溶かす訳ではありませんので、耐熱のある造形物を製作することが出来ます。
又、UVレジンは透明度が高い材料ですので中身を確認したい造形物や染料を加えることで様々な色彩の材料を製作することが出来ます。
弊社でもオリジナルカラーのレジン製作を承っております。
国内で普及している3Dプリンタ用UVレジンは、ほぼ海外製になっております。
レジンの海外からの運搬は原則的に航空便ではなく船便になる為、在庫がなくなると次回の入荷までの時間が非常に長くなります。
弊社は国内でレジンを製造し安定して供給できますので、企業で使用するに最適な環境となっております。
国産ですので日本語の製品安全データシート(MSDS)も用意しております。